医薬品の安定供給の強化を見据えた製造・供給部門におけるAI需要予測の開始について | 武田薬品
医薬品の安定供給の強化を見据えた製造・供給部門におけるAI需要予測の開始について
- 当社は、製薬企業として国内でいち早く、AIを活用した医薬品の需要予測モデルを構築し、運用を開始
- 安定供給の強化に加え、医薬品廃棄の削減やキャッシュフロー改善など、環境・財務面での効果も期待
当社はこのたび、日本の製造・供給部門において、AIを活用した新たな需要予測モデルに基づく生産計画の運用を開始しましたので、お知らせいたします。
従来の需要予測モデルは、過去実績に基づく統計と担当者の知見を組み合わせたものでしたが、AI導入により、膨大なデータの非線形な傾向や複雑な相関関係も捉えられるようになり、より高精度かつ網羅的な予測を行うことが可能となります。AIによる予測データに基づき、人の経験や知見も踏まえて判断を行うことで、需要予測の更新頻度と生産計画への反映における柔軟性を向上させ、急激な需要変動にも迅速に対応可能なモデルとなっています。
当面は、AIが学習可能な十分な過去データが存在し、かつ出荷頻度の高い製品を対象に、AIによる需要予測を実施します。今後、データの蓄積が進めば、より幅広い製品群へと対象を拡大していく予定です。
このような高精度な予測に基づく在庫の最適化は、安定供給の強化のみならず、有効期限切れによる製造済み医薬品廃棄の削減やキャッシュフローの改善といった、環境・財務面での効果も期待できます。 なお、本取り組みは、当社がグローバルで推進するサプライチェーンにおけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環です。
当社グローバル マニュファクチャリング & サプライ ジャパン サプライチェーン部長の吉成 友宏は、「当社は今後も、需要予測の高精度化と業務の持続的な効率化を推進し、必要な医薬品を必要なときに、確実に患者さんのもとへお届けするという使命を果たすべく、努めてまいります」と述べています。
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武田薬品について
武田薬品工業株式会社(TSE:4502/NYSE:TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。詳細については、https://www.takeda.com/jp/をご覧ください。
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