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IBD患者さんの”ハンバーガーが食べたい!”をサポート「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」公開について | 武田薬品

IBD患者さんの”ハンバーガーが食べたい!”をサポート「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」公開について


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2025年11月7日
  • ハンバーガーを食べる際のヒントとなる情報を掲載し、IBD患者さんがハンバーガーを楽しめるようサポート
  • ハンバーガーチェーン計3社の栄養成分情報ページへのリンクをまとめて掲載
IBDream知恵袋ハンバーガー編

当社は、いいおなかの日(11月7日)に合わせ、炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease、以下「IBD」)患者さんがハンバーガーを食べたい時に役立つ情報をまとめたウェブページ「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」(以下「本知恵袋」)を、当社の疾患啓発サイト(IBDステーション)にて公開しましたのでお知らせします。ハンバーガーを食べる際のヒントとなる情報を掲載しているほか、計3社の栄養成分情報ページへのリンクも掲載し、IBD患者さんがハンバーガーを楽しめるようサポートします。

本知恵袋は、IBD患者さんの悩みに向き合い、さまざまな企業や団体とともに解決策を考える当社の「IBDreamプロジェクト」の活動の一環です。IBDreamプロジェクトは、2020年から続く取り組みであり、今年で5周年を迎えました。IBDは、一般的には「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」の2つの総称を意味します。IBDは腸を中心とする消化管粘膜に炎症が生じる疾患で、主に10代~20代で多く発症することが知られています*。IBD患者さんの多くは、頻回の下痢や血便、腹痛、発熱、さらには慢性疲労に悩まされながら日常生活を送っています。

IBD患者さんは、体調管理のために日々の食事においてさまざまな工夫が必要です。特にハンバーガーなどのファストフードは、脂質が気になって”食べたくても食べられない”という悩みを抱えているIBD患者さんがいます。ハンバーガーショップは、多くの魅力的なメニューがそろう場所でもあり、仲間との楽しい時間を過ごす場所でもあります。しかし、栄養成分が気になり、お店に入ることを躊躇したり、メニュー選びに悩んでしまうことがあります。また、 IBD患者さんの周囲の人も、一緒に訪れるお店やメニュー選びに悩むこともあります。

本知恵袋は、IBD患者さんやその周囲の人がハンバーガーを楽しむための参考情報を「5つのヒント」として掲載しています。また、ハンバーガーチェーン計3社の公式HP内の、IBD患者さんが気になる栄養成分情報が掲載されているページへのリンクも併せて掲載しています。

IBD患者さんとハンバーガーを楽しむための5つのヒント

  1. シェアして楽しもう!体調に合わせて分量を調整
  2. 毎月〇日はハンバーガーの日!ご褒美に、頻度を決めて利用
  3. メニューの選び方にも工夫を。辛味の強いメニューや香辛料には注意
  4. 1食につき脂質8g目安に
  5. 悩んだ時は主治医や管理栄養士に相談

なお、本知恵袋は、実臨床でIBD患者さんにより近い場所で接している管理栄養士の観点から、京都光華女子大学 健康科学部 健康栄養学科 客員教授 宮澤 靖 先生に監修していただきました。また、本知恵袋のウェブページのメインビジュアルのデザインは、IBD患者さんでもあるクリエイターのカメダさんに担当いただきました。

監修を務めた京都光華女子大学 健康科学部 健康栄養学科 客員教授 宮澤 靖 先生のコメント
IBD患者さんは、症状や体調に応じて適した食事内容を選択することが大切です。主治医や管理栄養士からハンバーガーなどのファストフードを控えるように指導されているIBD患者さんは多くいらっしゃると思います。しかし、どうしてもハンバーガーが食べたいというIBD患者さんの声をこれまで多く聞いてきました。「IBDream知恵袋~ハンバーガー編~」でご紹介するヒントは、あくまでも平均的な目安であり、すべてのIBD患者さんに適用できるものではありませんが、これらのヒントや栄養成分情報を参考に、主治医や管理栄養士とともにIBD患者さんにとって適切なハンバーガーの楽しみ方を考える判断材料のひとつにしていただけると考えています。
本知恵袋を通じて、IBD患者さんが、ご自身にあった"ハンバーガーを楽しめる環境"を見つけていただけたら幸いです。

当社は、本知恵袋に加え、IBDreamプロジェクトを通じて、IBDreamお土産図鑑IBDreamお菓子図鑑、IBD患者さんの抱える悩みを解決するためのレシピ集IBDreamめし、患者さんの気持ちを代弁するポスターなどを開発、公開しております。引き続き、IBDという疾患への理解が社会で進むよう、社会を構成するさまざまなステークホルダーと共に、IBD患者さんにとって最適な社会づくりを目指してまいります。

武田薬品について


武田薬品工業株式会社(TSE: 4502/NYSE: TAK)は、世界中の人々の健康と、輝かしい未来に貢献することを目指しています。消化器系・炎症性疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、ワクチンといった主要な疾患領域および事業分野において、革新的な医薬品の創出に向けて取り組んでいます。パートナーとともに、強固かつ多様なパイプラインを構築することで新たな治療選択肢をお届けし、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。武田薬品は、日本に本社を置き、自らの企業理念に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。2世紀以上にわたり形作られてきた価値観に基づき、社会における存在意義(パーパス)を果たすため、約80の国と地域で活動しています。 詳細についてはhttps://www.takeda.com/jp/ をご覧ください。

以上

*難病情報センター 潰瘍性大腸炎, https://www.nanbyou.or.jp/entry/62Go to https://www.nanbyou.or.jp/entry/62   難病情報センター クローン病 https://www.nanbyou.or.jp/entry/81Go to https://www.nanbyou.or.jp/entry/81